介護保険について
埼玉県で介護保険をお考えの方は是非、桶川市のてんクロへご相談ください。保険相談やお見積りはもちろん無料です。高崎線沿線や埼玉で近隣のさいたま市・上尾・桶川・北本・伊奈・鴻巣・熊谷などはより細やかな対応が可能です。こちらのページでは介護保険を検討する際に知ってほしいことや介護保険選びのポイントをご紹介します。
介護保険を考える前に知って欲しいこと
介護と聞いて、皆さまはどんなイメージをお持ちでしょうか?
「そう言えば最近介護の車を良く見かける」
「実際に介護を経験している」
「いずれは関係あるかもしれないけど先の事はまだ考えられない」
「身近に居ないし自分には関係ないと思う」
等々・・・
人によってお持ちのイメージや実際のご経験は千差万別なのではないでしょうか。
老後の事と言えば、まず最初に頭に思い浮かぶのは「公的年金制度」の事ですよね。
若い方とお話を致しますと「自分達は本当に年金が貰えるのか」と言った不安をお持ちの方が多いなと感じます。確かに「今後給付水準が下がると言われている公的年金収入で老後の日常生活が賄えるのだろうか」という不安は若者に限らず多くの人が持っています。そして若い方ほど「自分が普通に暮らしている老後の姿」をイメージし易いことでしょう。
ですが、それと同時に“自分が自立して生活出来なくなる時が来る事”も考えて置かなければなりません。
平均寿命の長さが世界で上位の私たち日本人は、世界的に見てとても長生きの民族です。
「人生90年時代」という表現も大げさでは無くなってきています。そして医療が進歩し今の平和が続けば、今後更に平均寿命が延びるでしょう。これはとても喜ばしい事です。
長生きをした場合に、いつ頃まで自立した生活(自分の事が自分で出来る生活)が出来るのでしょうか。
各種統計(注1)を見ますと、65歳以上の「6人に1人」、75歳以上の「3人に1人」が「公的介護保険制度の要介護・要支援認定」を受けており、日常の生活に何らかの支援や何らかの介護や介助を必要としているようです。
その何らかの要支援・要介護が必要な理由としては、私たち日本人に多い生活習慣病の一つである「脳卒中などの脳血管疾患が原因の身体障害や認知症」が最も多く、次に「脳血管疾患以外を原因とするアルツハイマー型等の認知症」、「関節疾患」や「心臓疾患」「がん」「骨折」等による身体障害と続きます。要介護者の割合だけで見るとむしろ「高齢による衰弱」以外の理由で介護状態に至った方が多くを占めています。
参考文献(注1)
<ソニー生命保険「介護保険に関する調査」/平成23年>
つまり「介護」は特別な状態として独立しているのではなく、多くの場合、私たちが年を重ねていくにつれて多くなる病気やケガを原因として、その流れの中で「介護」へと繋がっているのです。
私たちは「入院した時の高額な医療費等」を補填するために医療保険に入ります。確かに公的健康保険制度だけでは賄いきれないですね。たとえ短期間だとしても入院をすると医療費が掛かります。更には個室を希望した場合にはいわゆる差額ベッド代が掛かり、看護付添人の交通費・駐車場代や場合によっては宿泊費も掛かります。また、入院に際して色々なものを買い揃える費用やお見舞いのお返し等々、普段の生活では掛からないはずの出費が想像以上に掛かるものです。
公的介護保険制度だけで経済的な負担を賄う事は出来るのか?
「自分が介護状態になってしまった場合」や「親や配偶者を介護する場合」には公的介護保険制度だけで経済的な負担を賄う事は出来るのでしょうか。答えは人によって違うかもしれませんが、一つ言える事は介護も医療と同様に、いいえ、場合によってはそれ以上に様々な費用が掛かります。
例えば身体障害になった場合、自宅で介護をして身体機能の回復を目指そうとすると、玄関をはじめ廊下や階段、お手洗いやお風呂を一部または全体的に改造する必要が出てきます。そして、身体機能回復の為のリハビリテーションやトレーニングを積極的に行うにも費用が掛かります。
このように介護も医療と同様に、一時的なものから定期的なものまで様々な費用が掛かるのです。
また、認知症の場合にも徘徊をして迷子になったり事故に遭ったりする危険がある為、常に誰かが傍に付いている必要が生じます。そうすると、お仕事を休み、場合によってはお仕事を辞めて付きっきりで世話をしなければならないようになるでしょう。その場合には費用はあまり掛からなくても収入が途絶えてしまいます。一方、自宅では困難という事で「特別養護老人ホーム(特養)」に入所する場合にもそれなりの費用がずっと掛かります。しかも特別養護老人ホームの場合には入所待ちで、何か月間や何年間も順番を待たなければ入所出来ないという別の問題があります。そういうケースを身近に見てきました。本当に大変です。
介護される側も大変です。自分の体が思うように動かない、今まで出来た事が出来なくなる、思い出したくても思い出せない苦しさや、自立していた頃のプライドや人間としての尊厳が失われていく辛さ等々。実際にそうなってみないと推し量ることは出来ませんが察するに余りあります。
また介護される側と同じ位、それ以上に介護する側になった人の肉体的・精神的な負担は相当なものです。辛さや悲しみ、不安や怒りを通り越して、時に自分の人生に絶望する等、介護体験者の赤裸々な告白を聞いた事があります。そしてそれは他人事ではなく、介護という状況に置かれると誰でもそうなり得る可能性があるのです。
そんな状況から少しでも自分自身や自分の近しい人を解放する為にも、また自分ですべてを抱え込んでしまわない為にも、せめて公的介護保険サービス等を効果的に利用出来るだけの費用を捻出する事が出来れば状況はいくらかでも違ってくるはずです。統計(注2)では多くのケースで4年以上、長い場合においては10年以上にも及ぶ介護期間になる事もあるのです。
参考文献(注2)
<(公財)生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/平成24年度>
介護初期に身体回復の為に適切なケアプランを実行して、重度の要介護状態から要支援、そして自立状態にまで回復する事が出来たケースもあります。長期戦の場合でも、介護する側やされる側にも負担が集中し過ぎないように、公的介護保険サービスを活用して心や生活のリズムやバランスを上手く取っているケースもあります。
その為にも、私たちは日頃から自身の生活習慣に気を付けなければいけませんし、そんな状況になった場合の有効な資金の備えをして行く必要があると思います。
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