がん保険選び ポイント3
入院以外の治療でも給付金が受け取れる保険を選びましょう
(しかも入院の有無に関係なく)
入院しないとお支払いがされない給付金は、がんの診断一時金・給付金だけではありません。
がんの治療による通院日数に対して受け取る事が出来る給付金がありますが、実はその通院についても 多くの保険商品で「入院」を要件としています。果たしてそれで良いのでしょうか。
平成19年に施行された「がん対策基本法」により、がんの治療を入院ではなく外来(通院)で行っていく方針を国(日本)が打ち出しております。
これにより従来型の長期入院によるがん治療(外科療法・放射線療法・化学療法)から、短期入院により手術(外科療法)をした後に外来(通院)による抗がん剤の投与(化学療法)・放射線の照射(放射線療法)を行う。または通院で抗がん剤の投与をした後に短期入院をして手術を行う。または入院を一切せずに通院のみで抗がん剤療法や放射線療法を行うケースなど様々な治療プロセスが普及してきました。
社会保障制度や公的医療保険制度の補完をするのが民間保険の役割であるならば、長期入院中に手術を行い退院後に通院をするという旧来のがん医療を想定したがん保険の場合、ケースによっては保険加入の効果が得られないかもしれません。
通院なんてお金が掛からないから別に構わないのではないかと思われる方もいらっしゃる事でしょう。普段私たちが病院に掛かる場合、初診こそ数千円の医療費になる事があっても2回目以降は数百円程度の医療費負担で済む事が多いですよね。
ですが、がんの通院治療の場合においてはそういう訳には行きません。様々なケースがあるので一概には言えませんが、がんの通院治療はたとえ公的医療保険を使っていたとしても、月々の治療費負担が何万円(控えめに想定しても)なんていう事も珍しくありません。
あるがん患者さんの手記に『最初はがん保険からの給付もあり資金的にかなり余裕があったが、退院後の長い通院による抗がん剤代を支払うようになってがん保険からの資金も底を尽き、家族や子供の為に使うはずの貯蓄を取り崩して、治るかどうかも分からない自分のがん治療の為にそのお金がどんどん無くなっていく事が心苦しく、これ以上治療を続ける事は出来ないと思い、治療の継続を断念した』という事が書いてありました。
その方にとって抗がん剤治療を打ち切るという事は「死」を意味するのですが、それでもそういう選択をせざるを得ない程、経済的に追い詰められていったという事です。
また、そうした経済的な理由で自ら治療を中断していくがん患者さんを何人も見てきたお医者さんも、「経済的な理由で患者さんに良くなると解っている治療をおすすめ出来ない事が一番つらい」とコメントしておりました。
すべての方が同じような状況になる訳ではないでしょう。ですが心と体に大変な負担を強いられるがん治療を続けていく時に、資金面での支えがあった方が心強いのではないかと思います。
現在販売されているがん保険の中には「がん治療による通院給付金のお支払いに入院を要件としないもの」もあります。
※保険用語(専門用語)を含んだ文章となりまして、申し訳ございません。ご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
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具体的な「商品のおすすめ」や「保障内容の説明」は、情報の伝達が一方通行となってしまうホームページ上では致しておりません。確かに「これは良いな」と思う保険商品はありますが、それもお客さまの考え方や状況によっては適さないケースもあります。「商品ありき」ではなく「お客さまありき」の考え方で、個別にご相談やおすすめを差し上げております。
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