交通事故|人的損害
2014年10月31日
こんにちは!保険のお店てんとう虫&クローバーの河野直明です。
埼玉県の桶川市(JR高崎線の北上尾駅が最寄りです)で、生命保険や損害保険の専業プロ代理店として、日々皆さまからの保険に関するご相談やご契約を賜っております。
お客さまから「保険は安心料」、「保険はお守りだからね」、そんな言葉を頂く事があります。「本当にお守りになれば良いのにな」、「保険に加入していれば、本当に災害に遭わない、病気に罹らなければ良いのにな」、この仕事を始めた頃から、漠然とそう感じていました。
でも、残念ながら、保険にそんな力はありません。保険は、どうしても「事が起きた後」、しかも「経済的な損失の補填、経済的な危機の回避」が、主な役割です。
そんな「事後に出番が回ってくる保険」を販売するものとして、「事前に何か出来ないかな」という思いで始めたブログです。
ご愛読頂いております皆さまご自身や、皆さまの大切な人や愛する人の幸せの為に、知っておいて欲しいと思う情報や考え方を、ご紹介しております。
交通事故の損害は、「人的損害」と「物的損害」の2つです!まずは「人的損害」を勉強しましょう!
- パパ
- それじゃあ、今回は「人的損害」についてお勉強していくよ!
- サン&レイン
- ほ~いでし!
- パパ
- 前回のお勉強で、僕が「人的損害」について説明した事を覚えてる?
- サン
- もちろんでし! 確かパパさんは、「”人的損害”っていうのは”人間について発生した損害”の事で、交通事故によって被った障害の治療に必要な費用や、お仕事が出来ない為に被った所得の損失。重い障害が残ってしまう後遺障害や、死亡した事による遺失利益。そして、慰謝料や葬儀費等が”人的損害”にあたる。」って、言っていたでしよ!
- パパ
- サンちゃん、スゴイ! 良く覚えているね(笑)!!
- レイン
- レインだって覚えているじょ!!
- パパ
- そっか(笑)。 レイ君に聞けばよかったね(笑)!!
- サン&レイン
- まかせるでし~!!
- パパ
- 頼もしい限りです(笑)。そうしたらね、今回からは、その「人的損害」について、もう少し詳しく、そして一つ一つの項目を具体的にお勉強していくようにするね!
- サン&レイン
- ほ~いでし!
- パパ
- まずね、「人的損害」の”そもそも”の部分っていうか、”大前提”について説明すると、当たり前の事に聞こえるかもしれないけれど、「起こった交通事故と”相当因果関係がある損害”に限る」という事があって、それは、「損害の発生」と「損害自体」それぞれについて言える事で、”相当因果関係がある損害”っていうのは、簡単に言うと”原因と結果に深い関わりがある損害”っていう事になるかな。
- サン&レイン
- パパさん、理屈っぽさ炸裂でし~!
- パパ
- ズコッ!? あのね~、僕が理屈っぽいから言っている訳ではなくて、とても大事な前提条件という事で、説明しているんだからね(怒)!!
- サン&レイン
- そうなんでしね~(笑)!
- パパ
- そうなんでしよっ(怒)!! まったくも~う! 今の説明だけを聞くと、当たり前の事をわざと理屈っぽく説明しているように聞こえると思うけど、実際に交通事故が起きて、被害者が自分の「人的損害」の補償を加害者に求めていく時に、「相当因果関係がある事を主張する」っていう事がとても重要になってくるんだ。逆に加害者の側からすると、被害者からの「人的損害」の主張に、その交通事故との因果関係が無いと疑われるものまで含まれている場合には、それを認めない主張をしないといけないしね!
- サン
- 実際に交通事故が起きると、色んな事があるんでしね。
- パパ
- 本当にそうなんだよ。全ての交通事故という訳ではないし、むしろ交通事故全体の総数からしたら、ごくごく僅かなケースなんだろうけど、なかにはとても判断に迷うというか、対応に苦慮するものもあるんだよね。
- レイン
- パパさん、実際に「因果関係」の主張が違っている場合には、どうするでしか?
- パパ
- そうだね。色々なケースがあるし、方法もいくつかあると思うけど・・、一つ基本的な「客観的事実の確認方法」としては、「事故発生日時や場所、そして事故の態様及び原因」を確認する資料として、「刑事事件記録」を重要な客観的資料として参考にするっていう方法があるんだ。
- サン&レイン
- けい・じじけ・んきろ・く!?
- パパ
- そう(笑)。「刑事事件記録」って言うんだけど、負傷者が出ている交通事故、つまり「人的損害」が発生している交通事故は、「人身事故扱い」の交通事故として、必ず警察がその事故を調査・確認・記録をしていて、交通事故の原因から発生、損害状況等や、当事者の刑事責任について、事故現場の地図や加害側や被害側の位置・距離関係等を図示したり、事故現場の写真撮影をした資料と一緒に管理・保管しているものなんだけど、その情報は客観的な信憑性のある資料として、「因果関係」を確認する資料として実際の裁判でも採用されているんだよ。
- サン&レイン
- ふむふむでし~!
- パパ
- まぁ、「刑事事件記録」を必要とするようケースっていうのは、「人的損害」の中でも「死亡」や「重度の後遺障害」などの重大災害による損害の主張をする場合や、裁判による紛争にまで発展してお互いの主張を戦わせるような場合なんだけどね。
- サン&レイン
- ほうほうでし~!
- パパ
- それからね、「客観的事実を確認する方法」として代表的なものがもう一つあって、それは、医療機関から入手する「診断書」というものなんだけど、被害者側は、自分の受傷の事実や傷病名、入通院先や入通院期間、入通院実日数などの治療期間や治療経過等の主張をする必要があるから、そうした診療情報を、医師に「診断書」という形で証明してもらう必要があるんだ。
- サン
- 負傷による治療の内容についても、客観的な証明が必要なんでしね!
- パパ
- そうだね。治療内容についても自分の主張だけではダメで、第三者による客観的な証明が必要になってくるんだね。それから、この「診断書」記載の受傷内容や治療経過等の情報は、「入院雑費」や「入通院交通費」、「休業損害」や「慰謝料」等を算定するの場合の計算根拠としても重要なんだよ。ちなみに、こっちの「診断書」の方は、さっきの「刑事事件記録」と違って、交通事故の大小に関わらず、交通事故による負傷で治療をする場合には、必ず必要になってくるポピュラーなものなんだ。
- サン&レイン
- なるなるでし~!
- パパ
- 他にもね、交通事故によって身体に重い障害が残ってしまう「後遺障害」に基づく損害を主張する場合の「後遺障害診断書」や、お仕事が出来ない為に喪失した所得の損害を主張する場合の「納税証明書」や「課税証明書」等、いろいろあるんだけど、「人的損害」の各損害項目ごとのお勉強をする時に、詳しくやっていこうかな。
- サン
- とにかく、被害者として自分の損害を「交通事故と相当因果関係があるもの」だって主張する場合には、「客観的かつ信憑性や根拠のある第三者の証明」が必要だって事でしね!
- パパ
- サンちゃん、相変わらずまとめ上手だね!!
- レイン
- 逆に、加害者の場合には、被害者からの損害の主張が「交通事故と相当因果関係があるもの」だっていう事を見極める為に、被害者に「客観的かつ信憑性や根拠のある第三者の証明」の提出を求める必要があるっていう事だじょ!
- パパ
- おっ! レイ君もすごいね!!
- サン&レイン
- まかせなさいでし~(嬉)!!
- パパ
- それじゃあ、その調子で次回からもフォローをよろしくね(笑)!
- サン&レイン
- ほ~いでし!!
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名前:河野直明(ナオアキ)
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人種:日本人(埼玉県民)
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特徴:どうやら好みや考え方
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犬種:シェルティ(ブルーマール)
肩書:常務癒し役
役割:常に(つねに)癒す
特徴:凄まじいスピードで何でも
食べる・人間好き