事故に遭わない為に|ハインリッヒの法則
2014年07月09日
こんにちは!保険のお店てんとう虫&クローバーの河野直明です。
埼玉県の桶川市(JR高崎線の北上尾駅が最寄りです)で生命保険や損害保険の専業プロ代理店として日々皆さまからの保険に関するご相談やご契約を賜っております。
お客さまから「保険は安心料」、「保険はお守りだからね」、そんな言葉を頂く事があります。「本当にお守りになれば良いのにな」、「保険に加入していれば、本当に災害に遭わない、病気に罹らなければ良いのにな」、この仕事を始めた頃から、漠然とそう感じていました。
でも、残念ながら、保険にそんな力はありません。保険は、どうしても「事が起きた後」、しかも「経済的な損失の補填、経済的な危機の回避」が、主な役割です。
そんな「事後に出番が回ってくる保険」を販売するものとして、「事前に何か出来ないかな」という思いで始めたブログです。
ご愛読頂いております皆さまご自身や、皆さまの大切な人や愛する人の幸せの為に、知っておいて欲しいと思う情報や考え方を、ご紹介しております。
理解が深まったり、謎が深まったり・・、2シェルさん達は最後まで気を抜けそうもないですね!
- パパ
- 前回の最後に「交通事故を起こしてしまう事に慣れてしまうと、やがて大きな交通事故を起こしてしまう事に繋がってしまう」って言ったでしょ。
- レイン
- それがどうしてか、教えて欲しいじょ!
- パパ
- はい。わかりました。
- サン
- あたちも知りたいでし!
- パパ
- じゃあ、さっそく始めるとしようか。これは僕の個人的な感覚でも「それは言えているな」って思う事でもあるし、実際に「ハインリッヒの法則」として広く世間的にも知られている事なんだけど・・。
- サン
- ハインリッヒ・・?
- パパ
-
”ハインリッヒの法則”って言うんだよ(笑)。
その”ハインリッヒの法則”というのは、アメリカという国の損害保険会社に勤務していたハーバード・ウィリアム・ハインリッヒという人が、自身の論文の中で唱えている法則の事で、「1件の重大災害の背後には29の軽微な災害があり、その背後には300のヒヤリとしたりハッとする危険な状態があり、さらにその背後には数千件の不安全行動や不安全状態が存在している」ことを示した有名な法則で、安全に関する法則としては世界標準になっているんだ。 - レイン
- ちょっと頭の中が混乱してきたじょ!
- パパ
- 何だかいきなりアメリカの人の名前が出てきたり”法則”なんて難しそうな事を言ったしまったもんね。無理も無いよね。じゃあ、もう少し解りやすくする為に、今回の”交通事故”のお話と関連付けて具体的にお話するね。例えば、それ程大きな事故にはならないんだけど定期的にちょっとした”交通事故”を起こす人が居るとして、こういう人は大体においてその定期的に起こす”交通事故”の原因が自分にあるとは全く思っていなくて、むしろ自分は大きな災害は起こさないから大丈夫だ、なんて豪語しているような有り様だとするよね。
- サン
- パパさん、たとえの形容にちょっとトゲがあるような気が・・。
- パパ
-
そうかな?気のせいだよサンちゃん(笑)。
話を続けるね。この人は自動車の運転や走行についての自分特有のクセについて省みる事が無いから、同じような事故をこれからも起こす可能性がすごく高いんだけど、そうやって「小さい”交通事故”を何度も繰り返すうちに、いつか人命に関わるような重大災害を起こしてしまう事になる」っていう事を僕たちに教えてくれている法則なんだ。もちろん、必ず1とか29とか300っていう決まった数字通りになる訳ではないと思うんだけど、統計的には概ね29件位の小さな”交通事故”を繰り返すと、1件の大きな”交通事故”を起こしてしまう事になっているんだ。 - レイン
- ふむふむ、なるほどでしね・・。
- パパ
- それからね、僕がサンちゃんやレイ君に知ってもらいたいお話にはもうちょっと続きがあって、今度は逆に29件の小さな事故に至るには300件の事故にはならなかったけど「ヒヤッとした」や「ハッとした」っていう危険な状態があって、その300件の危険な状態に至る前には数千件もの「不安全状態・不安全行動」があるっていう部分に注目して欲しいんだ!
- サン
- 注目するでし!
- パパ
- つまり小さな”交通事故”を定期的に起こす人は、本人は気付いていなかったり、覚えていないのかもしれないけど、実はギリギリセーフで危なく事故に遭わずに済んだっていう事が300件あって、その300件の前には、本人がその行為を何でも無い普通の事としか認識していないかもしれないんだけど実は「不安全行動や不安全状態」、例えば「優先道路を自動車で走行する時に周囲の状況をあまり気にしなかったり、まったく考えないで走行している」や「交差点に差し掛かる時に自分の側の道路に一時停止の標識が無いからイイヤと、何も考えずに進入してしまう」なんていう運転の事なんだけど、常にそういう事を意識するクセがある人からすると、「そんな運転、怖くて出来ないよ!」って思うような状態に、実は数千件以上遭っているっていう事を知って欲しいんだ!
- レイン
- 何だかパパさんの言おうとしている事が、だんだん解ってきたじょ!
- パパ
- そう言って貰えると嬉しいけど、なかなか上手く説明するのは難しいね。でも”有名な法則”だからっていうだけではなくて、僕自身の感覚としても当たっていると思うんだ。やっぱり”交通事故”にしろ他の災害事故にしろ、軽微な事故が続く人は、その後に大きな事故に遭っているし、その軽微な事故を起こす人の話を聞くと、やっぱり事故を起こすべくして起こしているんだなって思うんだよ。
- サン
- ふ~ん、そうなんでしね。
- パパ
- ちなみにこの”ハインリッヒの法則”なんだけど、今回はその法則本来の考え方を、逆から捉えてお話をしたんだ。本当の法則の理屈はね、「1件の重大災害を起こす背景について、膨大な数の事故やヒヤリとしたハッとした事や不安全行動・不安全状態を調査したら、1対29対300という確率になった」っていう事なんだ。だからヒヤリしたハッとした事300件ごとに29件小さな事故があって、29件ごとに1件の大きな事故があるっていう訳ではないんだよね。ただ、その法則でみんなが学ばなければいけない事については、僕がサンちゃんやレイ君に伝えたかった事と同じで、「不安全行動・不安全状態を摘み取る事で結果としてヒヤリしたりハッとしたりする事を減らし、それが小さな事故を無くす事になり、結果として大きな事故を撲滅する事に繋がる。つまり、安全な状態を保つ事が出来る」っていう事になるんだよ。どう?理解できたかな?
- サン&レイン
- 理解出来たでし~!満足でし~!!
- パパ
- そっか、満足したんだ(笑)。めでたし、めでたしだね!
- 「パパさんも良く頑張ったじょ!ご褒美のチュッ!!」
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- プロフィール
-
名前:河野直明(ナオアキ)
通称:パパさん(性別・♂)
人種:日本人(埼玉県民)
肩書:代表取締役
役割:二匹に癒される
特徴:どうやら好みや考え方
が少数派に属する様子 -
名前:河野 SUN(サン)
通称:サンちゃん(性別・♀)
犬種:シェルティ(セーブル)
肩書:専務癒し役
役割:専ら(もっぱら)癒す
特徴:小食で気に入った餌しか
食べない・人間好き 名前:河野 RAIN(レイン)
通称:レイ君(性別・♂)
犬種:シェルティ(ブルーマール)
肩書:常務癒し役
役割:常に(つねに)癒す
特徴:凄まじいスピードで何でも
食べる・人間好き